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オラクルカードの歴史

エンジェルオラクルカードは複数あった?

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オラクルカードはいつ頃から存在しているのでしょうか? ドリーン・バーチューさんの『エンジェルオラクルカード』、原題『Healing With The Angels Oracle Cards』が発売されたのは1999年のことですが、オラクルという言葉を使ったカード自体はそれよりも前から存在しており、アンビカ・ウォーターズさんが『The Angel Oracle』を1995年に発売しています。このように紹介すると、海外では神託を得る存在として、天使がもっともポピュラーなのかと思いがちですが、実はさらに古いオラクルカードも存在しています。

最も古いオラクルカードとは?

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現在販売されているものの中で、最も古いオラクルカードとしては1970年代に出版された『Secret Dakini Oracle』があります。これはダキニ天をモチーフにしたカードで、著者が西洋人であるにもかかわらず、東洋の神様を取り上げたものとなっています。 ダキニ天は仏教にも登場しますが、もともとはインドのヒンドゥー教由来の女神様で、どちらかというと魔女的な存在、もしくは鬼女としての側面が強く、柔らかいモチーフが多い現在のオラクルカードでは、あまり取り上げられない存在です。さらにこのカードは、タントラと呼ばれる密教の性的な要素を取り入れていますので、かなり異色の存在といえるでしょう。

当初のオラクルカードは異文化モチーフ押し?

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1970年代はニューエイジブームまっただ中ということで、さまざまなスピリチュアルな体系に注目が集まっていました。そのためか、オラクルカードも西洋以外の文化を取り入れたものが主流となっています。ケルト神話をモチーフにした『The Celtic Tree Oracle』や、古代エジプトの叡智をモチーフにした『The Book of Doors Divination Deck』、マヤの文字をモチーフにした『The Mayan Oracle』などが80年代から90年代にかけて出版されています。

90年代後半になると、ドリーン博士が登場し、そこからは天使を中心とした西洋的なオラクルカードが増えていきますが、元々はどちらかというと異文化をモチーフにしたカードが多かったというのは、オラクルカードファンにも意外と知られていない興味深い事実といえるでしょう。

タロットカードの歴史

元々は遊戯用だった?

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タロットカードは非常に古くから存在するといわれています。ただし、その起源ははっきりとしておらず、エジプト、インド、中国、ペルシアといった、古代から文明があった地域すべてに起源説があるほどです。その中でも、古代エジプトの叡智が伝わったという説が、スピリチュアルな業界では有力のようですが、学術的にきちんとした証拠が残っているものとしては15世紀のイタリア製のものが最古だといわれています。ただし、このタロットカードはトランプのように遊戯用として使われていたようです。

遊戯から占いへ

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タロットカードが占いの道具として有名になったのは、18世紀以降だと考えられています。なぜならば、タロットカードを占いで使う方法が書かれた最古の占い本が18世紀のものだからです。さらに19世紀に入り、ヨーロッパでオカルティズムが流行し、現在にまでその名前を残す黄金の夜明け団や薔薇十字団といったオカルト結社がタロットカードを儀式に採用したことで、その神秘性はさらに高まり、さまざまな理論付けが加えられました。

日本に入ってきたタロット

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私たちの国、日本にタロットカードが入ってきたのは、昭和初期頃ではないかといわれています。

実は海外ではタロットカードは、「タロー」と発音されています。

現在のように、日本で「タロット」と呼ばれるようになったのは、この頃に日本に紹介した人が「TAROT」を「タロット」と表記したのが原因なのです。その後、1970年代からはじまるニューエイジブームの影響もあり、タロットは日本だけでなく、世界的に神秘の占いツールとしての地位を確立することになったのです。